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京都祇園でお座敷遊び体験

第59回祇園をどり~歓無極園賑~祇園祭ねり物をふたたび~ チケット予約が始まりました。

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あっと言う間に祇園をどりの季節がやってまいりました。
今年のタイトルは『歓無極園賑~祇園祭ねり物をふたたび~』(かんむきょくそののにぎわい)
今回は全9景ございます。
11月1日(火)から10日(木)までの開催となります
時間は13:30からと16:00の2回公演となります。
会場は四条東大路を北へすぐの祇園会館です。

今年も祇園喫茶Rinkenでは先行予約を受付ています。

 今回ご用意しているチケットですが、舞妓さんがお点前をするお茶券付、千本玉寿軒のお茶菓子、更にお皿が付いて4,500円となります。

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500円のプログラムは楽しく観覧するのに必須ですので、購入を強くおススメいたします。



では宛先ですが
gionrinken@yahoo.co.jp
こちらにメールをください。

・お名前
・電話番号
・住所
・希望日時(何日の何時の部)
・枚数
・郵送希望または店頭受け取り希望

以上を記入してお送りください。
上記の内容を確認次第、振り込み口座をお送りさせていただきます。
(店頭にて手続きをされる場合は直接現金払いでも大丈夫です)
振り込みが確認できた時点で受け付け完了となります。
ご予約いただいたチケットが店に届くのが通年10月半ば頃となります。
届いたチケットを写真を撮り、メールにてお送りいたします。
そちらを確認いただいた上で発送または店頭受け取りとなります。

※郵送の場合は送料を別途頂戴しております。
※店頭受け取りの場合は木曜日が定休日となりますので、木曜日以外の御受渡しとなります。ご注意ください。

チケットの間違いが内容万全を期しております。
皆様どうぞよろしくお願いいたします。


さて、今回の祇園をどりの題材である『ねり物』についてご説明いたします。
資料を踏まえますのでゆっくり読んでやってください。

ねり物とは…
こちらは祇園祭の行事の一つで、芸妓さん舞妓さんが京都市内を仮装行列で練り歩くというもので、通称お練り
1月から12月それぞれの月に歴史上の偉人や物語の登場人物を当て、計12人のお姫様やその侍従などたくさんの芸妓、舞妓で構成し、特別な衣装や甲冑を身に着け歩いたそうです。

宝暦…1751年~1763年、このあたりから記録として残っているそうです。
西暦でいうなら1751年~1763年で、徳川将軍9代目の家重から10代将軍家治にさしかかる頃です。
そんな昔から、毎年ではないですが明治26年まで行われていたそうです。
そしてしばらく経った昭和11年に復活しました。

当初お練りは昭和10年に祇園甲部が主体となって、翌年は祇園東が主体となって復活する予定でした。
しかし昭和10年6月26日から降り始めた雨は夜中から猛烈な雷雨に変わっていきました。
鴨川が氾濫し、橋梁が56も流出し、どんどん下方の橋を巻き込み甚大な被害になったそうです。

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四条通りの様子

豪雨が過ぎ去ったのは7月2日。
浸水家屋50,140戸、全半壊、流出家屋590戸、死傷者164名、羅災者総数は十数万人に上る大水害だったそうです。

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これにより、7月に予定していたお練りの衣装や山車が流され、祇園甲部は中止とならざるをえませんでした。

そして翌年の昭和11年。
この年から祇園東がお練りを復活することとなりました!

当時の選りすぐりの芸妓、舞妓が煌びやかな衣装をまとって京都市内を練り歩きます。
行く先々で、馴染みの旦那の前で各々の役に合した舞を披露したりと、それはそれは絢爛豪華な行列だったそうです。

祇園界隈や京都市役所あたりまで甲冑を纏って8時間程練り歩いた、と参加された芸妓の大姉さんから当時の様子を聞いたことがあります。
小柄な姉さんが重い甲冑を着たり、着物を着たり、それを8時間となると相当大変だったと思います。

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剛力に担がれた舞妓さん。
おそらくですが繁の家さんの前のお母さんだそうです。

2年程前の観亀神社で、現存しているお練りの衣装を公開されていましたが、確かに裾のあたりの損傷が大きかったです。
そしてこのお練りは昭和35年まで計5回行われたそうです。

さて時代は変わり平成28年。
まさか祇園をどりという形で日の目をみることになるとは、と店主は興奮しています。
衣装のお写真をチラリと見ましたが、絢爛豪華です!
ここまで気合いが入っていると、見ているお客様も思わず声が上がるのではないでしょうか?
今年の祇園をどりは本当に見応えがありそうです。


皆様是非11月の祇園をどりを観に来てください!
そしてお練りを現代に復活できますよう、お力添えの程どうぞよろしくお願いいたします!!