芸舞妓パーティオフィシャルサイト

京都祇園でお座敷遊び体験

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。
旧年中は皆様にはたくさんお世話になりました。
本年もどうぞ相変わりませずおたの申します。

さてしばらく更新が途絶えておりましたので、お忘れの方もいらっしゃるかもしれませんので再度。
祇園喫茶Rinkenの芸舞妓パーティーは昨年で一旦御仕舞になりました。
今年はまた違う形を考えております。
その間こちらの芸舞妓パーティーオフィシャルサイトを更新しないのは忍びないので、花街に関することを時々発信したいとおもっております。


そういえば、12月の始めに吉例顔見世興行にふれ、かんざしとまねきについて書きました。
内容はコチラ↓

geimaiko.hatenablog.com

このブログを書いた後に祇園東の舞妓さんにまねきの書かれたかんざしを撮らさせていただきました。

今回襲名された中村鴈治郎さんと坂田藤十郎さんの名前です。

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写真を撮った時には気づきませんでしたが、二人とも御贔屓が鴈治郎さんと藤十郎さんなんですね。

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このように12月の間だけ舞妓さんのかんざしにはまねきがございます。
舞妓さんや芸妓さんには知れば知るほど面白い風習や装飾、伝統がございます。
是非、興味を持っていただけたらうれしいです。

次回は今月1月のかんざしを紹介したいと思います。

かんざしとまねき

京都では12月に吉例顔見世興行という行事が南座で行われます。
これは次の年に出演される歌舞伎役者さんがお客様に顔を見せて挨拶、ひいては演じて楽しんでいただくという会です。
顔見世は歌舞伎役者が勢ぞろいするので大変楽しみにしています。
四条川端を東に数メートル歩くと、南側に南座がございます。
この時期に南座を見ると『まねき』という看板がたくさん掲げられています。

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そしてそのまねきに役者さんの名前が書いてありますので、歌舞伎の好きな方が足を止めてはまねきを見上げているところを見かけるでしょう。
ちなみに今年の吉例顔見世興行はこちらの演目になります。

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まねきの下には演目の絵が飾られています。

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さて吉例顔見世興行の最初の週に『顔見世総見』がございます。
『顔見世総見』とは各花街ごとに芸妓さん舞妓さんがみんなで吉例顔見世興行に行かれます。
こちらは歌舞伎役者さんの舞台を見るだけではなく、舞妓さんは御贔屓の役者さんの楽屋へ行かれます。
なぜなら彼女たちのかんざしが12月の今時分だけ『まねき』になっていてかんざしの『まねき』に名前を書いてもらうのです。

今年の祇園東の舞妓さんは12月7日に顔見世総見がありますのでそれまでは白紙のまねきというわけです。

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さて、誰の名前が入るのでしょうか。

12月18日に開催される芸舞妓パーティーでは是非、舞妓さんの『まねき』に注目してください。